猫の手にあらず

実は、プレマ株式会社には4月1日、優秀な2名の新卒スタッフが入社しています。4月1日はジェラテリアのプレオーブンの日でもあり、入社式を済ませてすぐ開店準備、というトリッキーな状態で彼女たちの1日はスタートしました。

その日、私は恥ずかしくも、スーツは着て、革靴を忘れて会社に来てしまいました。頭はジェラテリアのことでいっぱいで、いつもの癖で濡れたラボでも滑らない靴を履いてしまったようです。そんなことで、スーツにスリッポンという変な格好で入社式の挨拶をしました。

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(真正面でないのは、まだ正式な同意を結んでいないためです)

ラボでがんばるジェラティエーレ・駒水とあわせ、二人は既になくてはならないスタッフになっているのですが、彼女たちはジェラテリアに就職を希望した訳ではありません。それぞれに、プレマ株式会社としての事業全体に興味をもってこの無名な会社を選んだわけで、私は彼女たちのヘルプが喉から手が出るほど欲しいのですが、やはり社会人1年目として一生を幸福に過ごすための充分な心構えを学んで欲しいので、ジェラテリアばかりをお願いするわけにはいきません。

私が入社3週間経たない二人を「喉が手が出るほど助けて欲しい」と思うと表現するのは、彼女たちはそれぞれに非常に優秀です。ジェラテリアに立っていても、英語が堪能なことはもちろん、細かいところに気が回り、「ここを、世界でいちばん誰もが子どものような笑顔になれる場所にしよう」というジェラテリアのミッションを深いところで理解し、できることをしようとしている姿勢がよく分かることです。

今日も、「社長、連休どうするんですか?開けるのなら、私、来ます」(本則は、会社としてはカレンダー通り休みになるのです)と言われました。「やったぁ、バンザイ」というよりも、ちゃんと休めるときは休んで最高の状態でいてほしいので、やせ我慢をいいました。「大丈夫、なんとかするから、でも、もしかしたら甘えてお願いするかも」と。

今の20歳台は、とかゆとり世代はどうだとか言う人がいますが、心に手をあてて考えてみた方がいいです。世の中には、最初から深いところにコミットして働くことができる人がいます。しかも、採用のために多大な手間をかけているわけでも何でもなく、彼女たちは自らここを探して門を叩いてきてくれたのです。ちょっと普通と違うのは、二人とも海外での暮らしの経験があることです。日本で「とにかく、普通にしていろ」と学校で言われ続けたら、こういう人は育ちません。普通じゃないことこそが普通である、ということが前提にあれば、考えられる人が育つのです。(普通にしていたら、ちゃんとした社会人になれるように学校が責任をもって教育します、と言う言葉をある学校の入学式で聞きました。これが日本では常識であり多数派であることは知っていましたが、実際に保護者としてそう言われると、ある意味ビックリしました。)

ということで、二人は明日から私が最善と思っている教育会社での新卒者研修を受け始めます。私は、歯を食いしばって、彼女たちの留守を守ります。彼女たちの手は、単なる猫の手ではありません。この国の、そして会社の将来を創り出す貴重な手なのです。

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